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    2026年5月20日

    自分で事業を動かしてみたい20代へ。スタートアップ転職のリアルと向いている人の特徴

    投稿者:兵庫直樹

    💡 スタートアップ転職とは?大手・中小との違いを先に整理する

    「自分で何かを動かしたい」「指示されるだけの仕事じゃなくて、事業に関わりたい」。そんな気持ちを持っている20代は増えています。でも、スタートアップへの転職は憧れだけで動くと、入社後にギャップが出やすいです。まず全体像を整理しましょう。

    スタートアップとは

    スタートアップとは、新しいビジネスモデルや技術で急成長を目指す企業のことです。社員数が数人〜数十人規模のことが多く、まだ事業が軌道に乗りきっていない段階のものを指します。ベンチャーと似た言葉ですが、スタートアップはより「急成長・未確立」のフェーズを指すことが多いです。

    大手・中小との3つの違い

    1つ目は、役割の幅です。大手では分業が進んでいて、担当業務が明確に決まっています。スタートアップでは「誰もやっていないこと」が常に発生するため、自分で考えて動く場面が多いです。

    2つ目は、意思決定のスピードです。大手は承認フローが長く、一つの施策が実行に移るまで数カ月かかることもあります。スタートアップは同じ日に話して、翌日から動くことも珍しくありません。

    3つ目は、成長の見え方です。大手では成長が部署や役職で測られやすいです。スタートアップでは、事業の売上や顧客数が自分の動きと直結するので、成長の手触り感が全然違います。次は向いている人の特徴を見ていきましょう。

    🎯 スタートアップ転職に向いている人の特徴

    「やる気がある」は必要条件です。でも、それだけではうまくいかないこともあります。向いている人には、やる気以外に共通する特徴があります。

    ①「決まっていないこと」をむしろ楽しめる人

    スタートアップでは、マニュアルがない、前例がない、正解がわからない状態が日常です。「どうすればいいか教えてほしい」より「とりあえずやってみる」が動ける人の方が向いています。

    営業2年目のAさん(24歳)は、前職では決まった商材を決まった手順で売る仕事でした。スタートアップに転職後、最初の1カ月は「何から手をつければいいか」が自分で決める連続でしたが、それが「こんなに自分で考えたことなかった」という感覚につながったそうです。

    ②失敗を引きずらない人

    スタートアップでは、施策が外れることが普通にあります。昨日決めたことが今日変わることもあります。完璧主義で失敗を引きずる人より、「やってみてダメなら次」と切り替えられる人の方が伸びやすいです。

    ③数字を自分ごとにできる人

    スタートアップでは、売上・顧客数・獲得件数などの数字が常に話題になります。「数字を追うのが苦手」という人は、最初はしんどさを感じやすいです。逆に、数字が動くことをゲームのように楽しめる人は、スタートアップの環境でかなり力を発揮しやすいです。

    ④「やりたいこと」より「やれること」で動ける人

    スタートアップに入ると、最初から理想の仕事だけをできるわけではありません。必要なことを自分でやる姿勢がないと、「思っていた仕事と違う」になりやすいです。やりたいことへのこだわりが強すぎる人より、目の前のことを全力でやれる人の方がスタートアップでは評価されます。

    ⑤少ない情報で動ける人

    大手では、意思決定に必要な情報が揃った状態で動くことが多いです。スタートアップでは、情報が足りない中で判断することが多くあります。「もう少し情報が揃ってから」と言い続けると、何も動けなくなります。「60%の情報で動いて、残りは動きながら補う」感覚が持てる人は向いています。次は向いていない人の特徴も正直に整理します。

    ⚠️ スタートアップ転職で後悔しやすい人の特徴


    スタートアップへの転職を後悔する人には、共通したパターンがあります。憧れだけで飛び込まないために、先に知っておいてください。

    「環境が整っていないとパフォーマンスが出ない」人

    スタートアップでは、パソコンの設定も、業務フローも、評価制度も、自分たちで作っていくことがあります。「ちゃんとした研修がない」「マニュアルがない」「評価基準が曖昧」という状況が続くことも珍しくありません。整った環境があって初めて力が出るタイプの人には、かなりストレスになります。

    「安定した収入が絶対に必要」な人

    スタートアップはインセンティブが魅力の一方で、固定給が低めだったり、業績次第で状況が変わりやすかったりします。生活費や家族の事情で「毎月安定した金額が必要」という人は、リスクをよく確認したうえで判断すべきです。

    「やる気はあるが、行動量が出ない」人

    スタートアップでは、考えるより動く量が求められます。やる気があっても、実際の行動量が伴わないと評価につながりにくいです。これ、やってる人かなり多いので注意。「熱量があります」は入社前には伝わりますが、入社後は行動の量と質で見られます。次はリアルな働き方を見ていきましょう。

    🔍 スタートアップで働くリアル

    良い面

    事業の全体像が見える。自分の動きが数字に直結する実感がある。意思決定に近い場所で働ける。若くても重要な役割を任される。大手では10年かかる経験が、スタートアップでは3年で積めることがある。

    販売職から人材スタートアップに転職したBさん(25歳)は、入社半年で新規顧客の開拓から提案、クロージングまでを一人でこなすようになりました。「前職では考えられなかった経験の密度」と話しています。

    大変な面

    業務範囲が広く、何でも自分でやる必要がある。軌道に乗るまでの時間は収入が安定しにくいことがある。会社の方向性が変わることがある。仲間が少ないので、一人当たりの負荷が高くなりやすい。

    良い面と大変な面を両方知ったうえで選ぶこと。これが、スタートアップ転職で後悔しないための第一歩です。


    ✅ スタートアップ転職前に確認すること

    会社のフェーズを確認する

    スタートアップにも段階があります。まだ売上がほぼない「シード期」、少しずつ顧客がついてきた「アーリー期」、成長が加速している「グロース期」。どのフェーズかで、求められる役割や安定性がかなり変わります。

    資金調達の状況を確認する

    スタートアップは資金調達によって事業を進めることが多いです。調達済みかどうか、どのくらいのランウェイ(資金が続く期間)があるかは、転職前に確認しておくべき重要な情報です。

    代表・創業メンバーと直接話す

    スタートアップで最も大事なのは、誰と働くかです。面接で代表や創業メンバーと直接話す機会を必ず作ってください。その人のビジョン、価値観、仕事の進め方が自分に合うかどうかが、入社後の満足度に直結します。

    ✅ スタートアップ転職前チェック

    ・会社のフェーズと事業の現状を説明できるか → ✅当てはまる ❌当てはまらない
    ・代表と直接話し、ビジョンに共感できたか → ✅当てはまる ❌当てはまらない
    ・給与・収入の変化をシミュレーションしたか → ✅当てはまる ❌当てはまらない

    3つ✅なら → スタートアップ転職の準備ができています
    1〜2つなら → もう少し情報収集が必要です

    ---

    💬 兵庫直樹コメント
    「スタートアップに行きたい」という相談は、面談でも増えています。その動機を深掘りすると、大きく2つに分かれます。「自分で事業を動かしたい」という前向きな動機と、「今の環境から逃げたい」という後ろ向きな動機です。

    前者は向いている可能性が高いです。後者のまま飛び込むと、スタートアップの不安定さがしんどさになりやすいです。

    キャリアアンカーの視点で見ると、スタートアップが合うのは「起業家的創造性」や「純粋な挑戦」を重視する人です。一方で「保障・安定」を重視する人がスタートアップに入ると、環境のギャップで消耗しやすいです。自分が何を大事にして働きたいかを先に整理することが、スタートアップ転職で後悔しないための一番の近道です。転職は手段であって目的ではありません。「スタートアップで何を積み上げたいか」まで言語化できると、選ぶべき会社も見えやすくなります。

    ---

    🚀 スタートアップ転職、20代が動くための3ステップ

    ステップ1:自分の動機を整理する

    「なぜスタートアップに行きたいのか」を3つ書いてください。「裁量がほしい」「事業を動かしたい」「成長したい」。この中に「今の会社が嫌だから」だけが入っているなら、もう少し深掘りが必要です。スタートアップは逃げ場ではなく、攻めの選択です。

    ステップ2:自分の強みを「スタートアップ文脈」で言い換える

    営業経験なら「顧客開拓力」「提案力」。事務経験なら「業務設計力」「正確性」。接客経験なら「対人対応力」「ニーズ把握力」。どんな経験も、スタートアップで使える言葉に変換できます。経験が浅くても、再現性のある行動を示せれば評価されます。

    ステップ3:まず話を聞きに行く

    スタートアップへの転職は、求人票だけでは判断できません。実際に創業メンバーと話すことで、事業の熱量・文化・フェーズ感がわかります。「まず話を聞いてみる」だけでも、自分に合うかどうかの感覚がかなり変わります。

    もし方向性に迷ったら、私たちMakeCareerにご相談ください。MakeCareerでは、転職ありきで話を進めません。スタートアップが本当に合うのか、今の職場で経験を積む方がいいのか、一緒に整理します。やりたいことがまだ曖昧でも大丈夫です。原体験や価値観、生活スタイルまで深掘りしながら、本質に合う選択肢を二人三脚で考えるのが私たちのスタイルです。

    🔑 まとめ:今日の一歩

    スタートアップ転職は、やる気だけで飛び込むより、自分に合うかを先に確認してから動く方が後悔が少ないです。

    要点は3つです。

    1つ目、向いているのは「決まっていないことを楽しめる人」「失敗を引きずらない人」「数字を自分ごとにできる人」。
    2つ目、スタートアップのリアルは良い面も大変な面も両方ある。フェーズと資金状況は必ず確認する。
    3つ目、動機が「逃げ」ではなく「攻め」かどうかを先に整理すること。

    今日やることは1つだけです。
    「なぜスタートアップに行きたいのか」を3つ書き出してみてください。そこから自分に合うかどうかが見えてきます。

    監修者プロフィール

    兵庫直樹
    MakeCareer株式会社 代表取締役
    国家資格キャリアコンサルタント

    ハローワーク勤務を経て人材業界へ。20代・第二新卒・未経験転職の支援を専門とし、「転職させないキャリア相談」をモットーに活動。キャリアアンカーやトランジション理論を活用した面談を得意とする。

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