「やりたいことがわからない」20代でも動ける。キャリアプランの立て方と職種の選び方
投稿者:兵庫直樹

💡 キャリアプランを立てると、求人選びが変わる
「このままでいいのかな」と思いながら、求人を見ては閉じる。そんな日が続いていませんか。第二新卒や未経験で動きたい20代ほど、選択肢が多くて逆に決めにくいものです。
キャリアプランは、未来を固定するものではありません。今の自分に合う求人を絞るための基準を作るものです。軸が決まると、同じ求人を見ても「これは自分に合う」「これは違う」がわかるようになります。次はキャリアプランの作り方を3つのアプローチで整理します。
🔍 キャリコンが使う3つのアプローチ
キャリアプランの作り方に正解は1つではありません。自分に合う入口から始めるのが、一番続きやすいです。
アプローチ1:未来から作る(バックキャスティング)
「大きな理想がある人」向けの方法です。10年後・20年後にどんな人になりたいかを描き、そこから逆算して今何をすべきかを考えます。
理想がまだぼんやりしている場合は、「どんな人になりたいか」から入っても構いません。自分のことを考えるのが難しければ、「誰に喜んでほしいか」「社会をどう変えたいか」という自分の外側から考えると見えやすいです。
たとえば「地域の中小企業を元気にしたい」と思うなら、コンサルタント・営業・経営企画が候補になります。「子どもの教育に関わりたい」なら、人材・教育業界・採用担当が入口になります。仕事は理想を叶える手段です。理想から逆算すると、求人の見方が変わります。
アプローチ2:過去から作る(ライフライン・ナラティブアプローチ)
「やりたいことがわからない人」向けの方法です。横軸に年齢・時期、縦軸に充実度を取り、自分の人生を折れ線グラフで描くライフラインという手法があります。充実していた時期に何をしていたかを見ると、力を発揮できる環境が見えてきます。
過去を振り返るときの問いかけは3つです。時間を忘れて取り組んだことは何か。誰かに感謝されたとき、どんな行動をしていたか。逆に「二度とやりたくない」と思った場面はどんなときか。
たとえば「接客で感謝されるのが好きだった」なら、カスタマーサクセス・営業事務・人材コーディネーターが候補になります。「データを整理して人に伝えるのが得意」なら、経営企画・マーケティング・事務系職種が合いやすいです。
アプローチ3:とにかく動く(計画的偶発性理論)
「まだ方向性が決まらない人」向けの方法です。スタンフォード大学の心理学者クランボルツは、キャリアの8割は予期しない出来事によって形成されると言いました。計画通りに進まない方が普通なんです。
大事なのは、偶然のチャンスを取りに行ける状態でいること。クランボルツは好奇心・持続性・楽観性・柔軟性・冒険心の5つを持ち続けることが大事だと言っています。
「やりたいことがない」なら、まず目の前で気になる求人に応募してみる。今の職場で新しい業務に手を挙げる。その積み重ねが、偶然のきっかけになります。行動し続けている人ほど、いい偶然に出会いやすくなります。次は職種別に具体的な考え方を見ていきましょう。
🎯 職種別・キャリアプランの考え方
アプローチが決まったら、具体的な職種に当てはめてみましょう。自分の強みや価値観がどの職種と重なるかを確認してください。
人と関わることが好きな人
コミュニケーション力や傾聴力が強みの人は、次の職種が合いやすいです。
営業職:顧客の課題を聞き、提案する仕事。新規開拓か既存顧客かでスタイルが変わります。未経験でも入りやすく、成果が数字で見えやすいです。
人材コーディネーター・キャリアアドバイザー:求職者や企業の間に立ち、マッチングを支援する仕事。接客や営業経験が活きやすいです。
カスタマーサクセス:サービスを使う顧客をサポートし、継続利用を促す仕事。SaaS系企業での需要が高まっています。
正確さ・サポートが得意な人
コツコツ積み上げる力や、人を支えることにやりがいを感じる人向けの職種です。
営業事務:営業担当が動きやすいよう、受発注・見積書・顧客対応を支える仕事。調整力が求められます。
一般事務・経理事務:社内業務を正確に回す仕事。安定した環境でコツコツ積み上げたい人に向いています。
人事・採用担当:社内の採用・研修・労務管理を担う仕事。未経験でも人材系や事務経験から入れるケースがあります。
数字・分析・改善が好きな人
データを見て考えることや、仕組みを改善することに充実感を覚える人向けです。
Webマーケター:広告運用・SEO・SNS・コンテンツ制作を通じて集客を支援する仕事。分析と改善を繰り返します。
経営企画・営業企画:売上データや市場情報を分析し、事業の方向性を考える仕事。即戦力より、論理的思考力が評価されます。
ITサポート・社内SE:社内システムや業務ツールを管理・改善する仕事。IT知識は入社後でも習得できます。
手に職・専門スキルを積みたい人
資格や専門性でキャリアを作りたい人向けの職種です。
施工管理:工事現場の工程・品質・安全・原価を管理する仕事。資格取得でキャリアの道筋が明確です。体力仕事のイメージがありますが、実態はデスクワークと現場管理が半々程度です。
ITエンジニア:開発・インフラ・セキュリティなど専門性が積みやすい仕事。未経験育成枠も増えています。
PMO・プロジェクト管理:プロジェクト全体の進捗・課題管理をする仕事。調整力と資料作成力が武器になります。
将来の選択肢を広げたい人
今の職種にこだわらず、長期的なキャリアの幅を広げたい人には、ポータブルスキルが積める環境が重要です。
法人営業(無形商材):提案力・ヒアリング力・数字管理力が身につき、他職種への転用がしやすいです。
コンサルタント・営業企画:課題を整理して解決策を提案する仕事。未経験でも中小規模の会社から入れるケースがあります。
社長専属ドライバー・秘書:経営層の近くで働き、ビジネスの意思決定や仕事の進め方を学べます。
✅ 短期・中期・長期で目標を設定する
まずは1年・3年・5年で区切る
20代のキャリアプランは、短期1年、中期3年、長期5年くらいが考えやすいです。完璧な地図はいりません。
たとえば営業事務を起点にするなら、1年後:受発注・顧客対応を習得。3年後:営業アシスタントとして商談補助にも関わる。5年後:カスタマーサクセスや営業企画へ移る。このくらいの粒度で十分です。
目標は「役割」で置く
「年収を上げたい」だけだと行動に落ちません。チームで何を任される人になるかで置くと具体化します。
・営業なら「新人教育を任される」
・事務なら「業務改善を提案できる」
・マーケなら「データを基に施策提案できる」
・施工管理なら「2級施工管理技士を取得して案件を任される」
役割で考えると、今の職場でも準備が始められます。
✅ 目標設定チェック
・1年後の姿を仕事内容で言える → ✅当てはまる ❌当てはまらない
・3年後に必要なスキルが3つ言える → ✅当てはまる ❌当てはまらない
・5年後の働き方を生活面まで含めて考えている → ✅当てはまる ❌当てはまらない
3つ✅なら → 行動に移しやすい状態
1〜2つなら → まず自己分析に戻ってOK
💬 兵庫直樹コメント
「やりたいことがわからない」という相談は面談で一番多いです。でもよく話を聞くと、「わからない」のではなく「言葉にする機会がなかっただけ」というケースがほとんどです。
面談では状況によって使うアプローチを変えています。理想がある人にはバックキャスティングで逆算する。過去の経験を持っている人にはライフラインで充実していた時期を探す。何もわからないという人には、クランボルツの計画的偶発性の考え方を使い、「今動くこと自体がキャリアをつくる」という視点を伝えます。
キャリアアンカーの考え方でも、何を大事にして働きたいかは経験を通じて固まります。20代は試しながら軸を見つける時期。最初から完璧なプランがなくていい。仮で決めて動いて、修正しながら進むのが現実的なやり方です。
---🎤 面接でのキャリアプランの伝え方
企業が見ているのは「一貫性」
面接でキャリアプランを聞かれる理由は3つです。自社で活躍するイメージがあるか、すぐ辞めなさそうか、行動に落ちているか。抽象的な「成長したい」は弱いです。
伝え方の型はこの順番
「将来こうなりたい」→「そのために御社でこの経験を積みたい」→「その準備として今これをしている」
例文:「3年後には法人営業として課題解決型の提案力を高めたいです。そのため、御社の無形商材営業でヒアリング力を磨きたいと考えています。現職でも改善提案を月2件出しています。」
この形なら、未来・会社での経験・今の行動がつながります。職種が変わっても、この型は使えます。
もし一人で整理しきれないなら、私たちMakeCareerにご相談ください。私たちは転職ありきで話を進めません。やりたいことがまだ曖昧でも、原体験や価値観、生活スタイルまで深掘りしながら、転職しない選択肢も含めて一緒に考えます。方向性を急いで決めるより、本当に合う働き方を見つける。それを大切にしています。
🔑 まとめ:今日の一歩
20代のキャリアプランは「正解探し」ではなく「仮説を立てて動く設計」です。
要点は3つです。
1つ目、キャリアプランの作り方は1つではない。未来から・過去から・偶然から、自分に合う入口を選ぶ。
2つ目、職種ごとに積めるスキルとキャリアの方向性は違う。自分の強みと照らし合わせて選ぶ。
3つ目、面接では「将来像・会社での経験・今の行動」の順でつなげる。
今日やることは1つだけです。
今回紹介した職種の中で、「少し気になる」と思ったものを1つメモしてください。そこから求人を3件見てみる。それだけで、キャリアプランの輪郭が見えてきます。
監修者プロフィール
兵庫直樹
MakeCareer株式会社 代表取締役
国家資格キャリアコンサルタント
ハローワーク勤務を経て人材業界へ。20代・第二新卒・未経験転職の支援を専門とし、「転職させないキャリア相談」をモットーに活動。キャリアアンカーやトランジション理論を活用した面談を得意とする。
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