「営業、しんどい」は甘えじゃない。きつさの正体とやりがいの本音を整理
投稿者:兵庫直樹

😬 営業職が「きつい」と感じる理由の本音
「営業って、こんなにしんどいの?」と思いながらも、成果が出た日は少し楽しい。そんな感覚、ありませんか。第二新卒や未経験で営業職に入った20代ほど、この矛盾に揺れやすいです。
結論から言うと、営業がきついのは事実です。ですが、全員に向いていないわけでもありません。大事なのは「営業そのものが無理」なのか、「今の営業環境が合っていない」のかを切り分けることです。
数字のプレッシャーは想像以上に重い
営業2年目のAさん(24歳)は、毎月の目標達成率を朝会で共有されるのが苦痛でした。未達が2カ月続いただけで、自分の価値まで下がった気がしたそうです。営業のしんどさは、仕事量より「常に評価され続ける感覚」にあります。作業が終われば終業、ではないんですよね。
ただここで一度、立ち止まって考えてほしいことがあります。数字を追うプレッシャーは、営業だけの話ではありません。人事なら採用目標、マーケティングなら獲得件数やCPA、カスタマーサクセスなら継続率。どんな職種でも、何らかの数字は追います。「営業だから数字がきつい」というより、「数字を追う仕事全般にプレッシャーはある」と考えると、少し冷静に向き合えます。
断られる・怒られるが日常になる
新規営業では10件電話して1件話を聞いてもらえるかどうか、という日もあります。断られるだけならまだしも、クレーム対応や無理な値引き交渉まで重なると、心が削られます。社内と顧客の板挟みも、地味にきついです。
「足で稼ぐ営業」は時代遅れになってきた
ただ、営業のしんどさは昔と比べて変わってきています。飛び込み訪問やテレアポだけで数字を作る時代は、少しずつ終わりに向かっています。
2026年現在、多くの会社でオンライン商談、SFA(営業管理ツール)、インサイドセールスの導入が進んでいます。移動時間が減り、商談の質を高めることに集中できる環境が増えています。体力と根性だけで乗り切るしんどさは、確実に減っています。今残っているきつさは、数字へのプレッシャーや対人折衝のストレスです。ここは職種を変えても完全にはなくなりません。次は、それでも続ける人が感じるやりがいを見ていきましょう。
💡 営業職のやりがいと本音
顧客の課題を解決できた瞬間は大きい
営業1年目のCさん(23歳)は、最初は売ることしか考えていませんでした。でも、顧客の悩みを聞き、業務効率が上がる提案をした結果、「あなたに相談してよかった」と言われたそうです。この瞬間に、ただの販売ではなく課題解決の仕事だと実感したとのこと。ここが営業のやりがいの核心です。
成果が目に見える形で返ってくる
営業はしんどい仕事です。でも、その分だけ成果が目に見えます。月100万円の目標を120万円で達成した、前年比を超えた。そういった数字で努力が可視化されます。
さらに、給与への反映が早い職種でもあります。インセンティブがある会社なら、頑張った月は収入が上がります。人事やマーケティングに移ったとき、「評価がわかりにくい」と感じる人が多いのは、営業のこの明確さに慣れているからです。しんどさと引き換えに、成果も給料も目に見える形で返ってくる。これが営業を続ける人の本音です。
人としての成長を実感しやすい
ヒアリング、提案、交渉、関係構築。営業では毎日この4つを使います。営業3年目のDさん(27歳)は、「最初は電話1本が怖かったのに、今は役員商談でも話せる」と話していました。成長実感が早いのも営業の魅力です。
突然ですが、正直に答えてみてください。あなたが今つらいのは、営業だからですか。それとも今のやり方や職場だからですか。次は向き不向きを整理します。
🎯 営業職に向いている人と向いていない人
向いているのは「話がうまい人」だけではない
よくある誤解ですが、営業に必要なのはおしゃべり力だけではありません。営業2年目のEさん(25歳)は口数が多いタイプではありませんが、聞く力が高く、既存顧客の継続率が高い状態を維持していました。向いている人は、相手の話を受け止め、改善を続けられる人です。
✅ 営業適性チェック
・断られても理由を振り返れる → ✅当てはまる ❌当てはまらない
・相手の反応を見て話し方を変えられる → ✅当てはまる ❌当てはまらない
・目標がある方が動きやすい → ✅当てはまる ❌当てはまらない
3つ✅なら → 営業適性は高め
1〜2つなら → 環境次第で十分活躍可能
向いていないのは「消耗し続ける人」
毎日断られるたびに強く自己否定してしまう人、商材に納得できないと話せない人は苦しみやすいです。特に不眠、食欲不振、通勤時の動悸が2週間以上続くなら要注意。適性の問題ではなく、限界サインかもしれません。向いている人がわかったところで、次はきつさの種類の違いを見ていきましょう。
---💬 兵庫直樹コメント
面談でよく話すのですが、「営業がきつくて転職したい」という人の多くは、営業そのものが嫌なのではなく、売らされている商材や、強引な売り方を強いる職場が合っていないケースです。キャリアアンカーの視点で見ると、「奉仕・社会貢献」や「生活様式」を重視する人が、数字至上主義の職場にいると消耗しやすいです。
もう一つ、意外と見落とされがちなのが「営業経験の市場価値」です。ヒアリング力、提案力、数字への向き合い方。これらは人事、マーケ、カスタマーサクセス、事業企画でも評価されます。今きつくても、その経験は確実に資産になっています。辞めるかどうかを決める前に、「この環境を変えるだけで続けられるか」を先に考えることをすすめています。
🔍 営業スタイルや業界によるきつさの違い
法人営業と個人営業はストレスの種類が違う
法人営業は、単価が大きく提案型になりやすい反面、社内調整と関係者の多さが負担です。個人営業は、感情面の負荷が大きく、土日や夜の対応が発生しやすい傾向があります。Fさん(26歳)は保険の個人営業からSaaSの法人営業へ移り、「断られる回数は減ったが、調整相手は増えた」と話していました。
新規開拓は最も消耗しやすい
テレアポ中心の新規営業は、精神的負荷が高めです。反対に、ルート営業や反響営業は関係構築型なので続けやすいです。同じ営業職でも難易度はかなり違います。今のつらさは、営業職全体ではなく「スタイルのミスマッチ」かもしれません。
業界で「売りやすさ」は変わる
無形商材、人材、広告、ITは提案力が求められます。不動産や保険は高単価で個人感情の影響を受けやすいです。メーカー営業は既存中心で安定しやすい一方、調整業務が増えます。次は営業で得られるスキルと市場価値を見ていきます。
🚀 営業職で得られるスキルとその市場価値
営業経験はつぶしが利きやすい
営業を経験すると、ヒアリング、提案、交渉、関係構築が身につきます。これらは人事、採用、カスタマーサクセス、企画、マーケティングでも評価されやすいです。Gさん(28歳)は法人営業3年の経験を活かし、採用職へ転職しました。評価されたのは「相手のニーズを引き出す力」でした。
しんどい経験も「言語化」で武器になる
ただ「営業がきつかった」で終えると弱いです。「月30件の商談で課題を分類し、受注率を改善した」と話せれば、立派な実績になります。営業経験は、辞めるか続けるかに関係なく、次の選択肢を増やす資産になります。
もし一人で整理しきれないなら、私たちMakeCareerにご相談ください。MakeCareerでは、転職させること自体をゴールにしていません。営業を続けるべきか、今は異動を考えるべきか、そもそも転職しない方がいいのかも含めて、一緒に整理します。やりたいことがまだ曖昧でも大丈夫です。原体験や価値観、生活スタイルまで深掘りしながら、本質に合う方向性を考えるのが私たちのスタイルです。
⚠️ 続けるか辞めるか。判断基準の整理
続けるべき人、環境を変えるべき人
営業でしんどいのに、達成感や顧客貢献を感じられているなら、続ける価値はあります。一方で、不眠、食欲不振、通勤時の動悸が続くなら、早めに環境を見直すべきです。Hさん(25歳)は飛び込み営業で消耗していましたが、既存中心の法人営業に変わり、半年で安定しました。
判断基準は「我慢できるか」ではない
見るべきは3つです。商材に納得できるか、営業スタイルが合うか、心身の不調が出ていないか。この3つが崩れているなら、異動や転職の検討は自然です。無理を続ける方が、キャリア全体では損失になりやすいです。
🔑 まとめ:今日の一歩
営業のきつさは事実です。でも、向き不向きと環境で大きく変わります。
要点は3つです。
1つ目、足で稼ぐ営業は時代遅れになりつつあり、しんどさの種類が変わってきている。
2つ目、数字のプレッシャーは営業だけではない。でも成果・給料が目に見えて返ってくるのは営業の強みです。
3つ目、辞めるかどうかより先に、「営業そのものか、環境のせいか」を切り分けることが大事。
今日やることは1つだけです。
今のつらさを「営業そのもの」「会社の文化」「商材」「働き方」の4つに分けてメモしてください。原因が見えると、続けるべきか変えるべきかが一気に判断しやすくなります。
監修者プロフィール
兵庫直樹
MakeCareer株式会社 代表取締役
国家資格キャリアコンサルタント
ハローワーク勤務を経て人材業界へ。20代・第二新卒・未経験転職の支援を専門とし、「転職させないキャリア相談」をモットーに活動。キャリアアンカーやトランジション理論を活用した面談を得意とする。
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